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大柄な男性のスーツ作成

 

  社会人になって数年過ぎたTさんはどの様な洋服を買ってよいか迷った。そこで年上のOさんにアドバイスを求めた。

 OさんはTさんに予算と流行している服かを尋ねた。おおよそ六万円位ということなので、幾つかの選択肢を示しま

した。

 

   ① デパートのバーゲンセールの時に二着で六万円のスーツを求める。

   ② スーツの量販店で、したどり値引きを利用して、二着で五万円のスーツもあることも話しました。

   ③ インターネットで宣伝している店は六~十万円位になってしまうそうだと説明します。

   ④ 専門店で一人一人型紙を起して、仮縫いをして作ってくれる店も紹介しました。

 

 Tさんは専門店でつくることにして、どの様にしたらよいかOさんに尋ねた。Oさんは以前から仕立ててもらっている専門店にTさんを連れて行きました。Tさんは店の人に洋服が出来上がるまでの工程の説明を受けました。以下はその内容です。

 

 学生時代に相撲クラブに在籍していたTさんは体重80㎏、身長168㎝でがっしりした体格です。まず体型観察をします。胸が厚く、腕回りの筋肉があり、が肩甲骨周りにも筋肉が盛り上がっています。肩の傾斜はやや怒り肩で、反身体です。ウエストは98㎝で尻囲は110㎝でバランスはとれています。

 

 

 

慈善団体の制服

 

 ロータリークラブの会員様より連絡があり、今回支部の制服を作る計画があるので、プレゼンテーションをするようにとの事でした。プレゼンテーション後、話を詰めた結果、ダブルブレストのジャケットでタッサー織り、茄子紺色、四つボタン一つ掛け、セミピークラペル、サイドベント、0.5ミリ幅ハンドステッチです。ズボンはギャバジン織りの明るいグレーで裾はシングル、サイドハンドステッチ、タックは各自で決める。更にロータリークラブのギアのシンボルマークをあしらったエムブレムとメタル釦を新たに作ることになりました。今後、新会員さんが増える予定があり、その会員さん達も順次作ってゆくので、生地の在庫を確りしておくようにとのことでした。

 十数年前より女性方が入会される様になり、制服も女性会員様仕様にマイナーチェンジしました。ダブルブレストの襟はクローバーカラーに、ボタンは四つボタン二つ掛けの縦長に配置を変更しました。スカートはタイトスカート、センターベントとなりました。芯地なども柔らかく軽くし、内ポケット等は無しです。

 昭和63年春に一着目を納めましてから28年になります。これから先もご満足の頂ける商品を納品してゆきたいと思います。

 

 

スーツのご注文を承った際の実例です。注文のご参考に是非ご参照ください。

以下はほんの一例です。サイトに記載のないスーツやシャツのご注文も承っております。

まずはお気軽にご相談だけでもお待ちしております。

イージーオーダースーツの受注例

なんでかな?

 

 営業成績の優秀な社員を表彰して、副賞に洋服を付けるとの連絡がありました。お仕立て券付きで桐の箱に入れて納品致しました。地方勤務の方が多数いられましたが、二か月で終わりました。

 その後定期的に注文される方は、データーが当店に保存されていますので、生地のみメールで決めて頂き、宅急便で納品致しました。

 二年後に副賞を受賞した社員の方より電話があり、同じ生地でスペアーズボンりを作りたいたいとのことでした。早速、メーカー、品番を調べて探しましたが残念ながら品切れでした。生地の手当てができない旨を連絡しますと、一着作りますので見本を送ってくださいとのことでした。その時お客様が言っていたことですが、ネギシさんで作ってもらった洋服を地元の洋服店に持参して、「この服と全く同じに作ってください」とお願いしたそうです。後日出来あがった服を着てみると違うのです。どうしてなのか?

 実はそう成りがちなのです。服の長さや幅は簡単に測れるのですけど、その長さがどの様な湾曲でその長さになっているか、どの様な胸のふくらみでその幅になっているかを的確に把握していることが大切です。

 更に寸法を注文伝票に記入する時点で、湾曲やふくらみや絞りが服のどの部分くるか考えて、補正して記入することが重要です。

 つまり体型観察をシッカリこなせるプロが採寸することによって、体に沿った理想的なシルエットを自由に生み出せるのです。

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